「自分の子どもにどのタイミングでスマホを持たせるか」について、多くの親御さんが頭を悩まされていると思います。
これに明確な答えはなく、個々のご家庭事情で判断するしかないのが現状です。
この記事では、子どもがスマホを持つ際に気を付けておきたいことをまとめました。
遅かれ早かれ子どももスマホを持つことになると思いますが、その時のための心構えとして知っておくと良いと思います!
この記事の目次
スマホを持たせることに抵抗がある親御さんは多いと思いますが、その根本には「子どもが好き勝手使ったら問題にならないか」という「恐れ」のような感情があると思います。
そこで、まずはスマホを使うにあたってのルール作りをすることが大事です。
ルールとは、例えばスマホの使用時間、持っていって(使って)いい場所などを決めること。
食事の時は使わない、勉強中は持たない、親のいないところで使わない、親に話せない内容の使い方はしない・・・など。
それと、スマホも含めたインターネット全体の知識も必要です。
SNSを使うと自分の知らない色んな人に見られること、他人の写真や動画をインターネット上にアップロードしてしまうと収拾がつかなくなること、お金を騙し取ろうとする人がいることなど、様々な「悪意」があることを伝えないといけません。
ある程度は通信会社の設定するフィルタリング機能等で防げますが、やはり最後は使用者の使い方次第な部分も多いです。
これらのルール作りと知識を伝え、それを十分理解した上でスマホを使用させることが大事です。
(と言っても、ある程度は実際に触って、画面を見てみないと理解できないことも多いと思います)
実際に子どもがスマホを使用する際、特に気を付けたいことは次の3点ではないでしょうか。
お金については子どもも大人も大好きな「ゲーム」などが特に関係してきます。
ゲームを有利に進めたり、普通に遊んでいては手に入らない特別なアイテムなどを得るために、実際のお金を支払ってゲーム内で購入することができます。
(「課金」と言います。)
これらは「ガチャ」と呼ばれる低確率のランダム要素で手に入る仕組みであることが多く、なかなか思ったものを得られないと次々課金していくことになってきます。
ギャンブルと同じような感覚なので、知らない間に大金を注ぎ込んでしまったという事例もありますね。
それ以外でもメジャーな通信手段の1つであるLINEでは、有名キャラクターを使った限定のスタンプを購入できますし、それ以外でもAmazonなど通販サイトでの購入などもあり得ます。
お金の使用について基本的にはフィルタリング機能やパスワードで管理できるのですが、知らない間にお金を使いすぎる怖さはしっかり教える必要があると思います。
インターネット被害については様々なパターンがありますが、気を付けたいのはSNS等による不特定多数からの暴言や、顔や生活風景などの写真を載せることによる「身バレ」と言われる利用者の特定などがあります。
また、学校の友人たちとのLINEグループ内で特定の子を無視したり攻撃したりという事件(いじめ)も耳にしますよね。
これらは気を付けていないと無意識におこなっている場合があります。
また、不審なURLへアクセスして情報を抜き取られたり、アダルトサイトなどへ移動するといったケースも。
こうしたことは事前にルールを徹底し、判断できないことはしない等の対処しかないかもしれません。
最後は利用時間についてですが、1日の中で使ってよい時間と使ってはいけない時間の区切りをつけて、利用を制限する方がいいでしょう。
特に眠る前の時間帯は注意です。
寝る直前までスマホを触っていると、眠りの質が落ちたり睡眠不足になることも。
睡眠不足は体調の悪化や成績の低下に直結しますし、何より子どもの健やかな成長を阻害することにもなり得ます。
https://educational-consultation.com/blog/elementary/175/
それ以外にも、
といった事も気をつけていきたいですね。
この記事では、子どもにスマホを持たせる際に気をつけることについて書いてきました。
スマホの使用についてルールを決め、知識を伝えるのが大事です。
ただ子どもにスマホのことを話す前に、専門家に相談することをおすすめします。
専門家と言っても携帯電話ショップの店員さんでいいと思います。
子どもに持たせるにあたり気をつけたいことや、フィルタリング機能で何が防げるのかなど、疑問に思うことを質問してみましょう。
そうして自分自身も理解した上で、子どもにルールのことなどを話すと良いと思います。
この記事が参考になっていれば嬉しく思います。