自分の子どもに喜んでほしいのはどの親も一緒。
たくさん喜ばせるためにも、できるだけ褒めてあげたいと思いますよね。
しかし褒めるという行動に慣れていない人に、急に「子どもは褒めましょう」と言ったところで「一体どうやって褒めればいいかわからない!」と悩む人もいるかもしれません。
そこでこの記事では、「子どもの褒め方のコツ」として3つの方法をお教えします。
元々褒めるのが得意な「褒め上手」な人はともかく、今までそういった経験をあまりしてこなかった人は必見の内容です!
ぜひ最後までお読みいただければ嬉しいです。
この記事の目次
まず大前提として、子どもを誉めるには子どもに興味を持つことが大切。
興味がないのに口先だけで褒めていても、繊細な子どもたちにはすぐわかって(バレて)しまいます。
自分の子どもなので興味が全くないということは無いかもしれませんが、コツの以前に大事なことなのでお伝えしました。
その上でお伝えしたい方法は次の3点です。
という3つです。
詳しくお伝えいたしますね。
子どもを誉める際には、結果だけでなくプロセス(過程)も褒めるようにしましょう。
この「過程」には結果を出そうと努力していたことなども、もちろん含まれます。
一般的には「褒める」となると、とにかく凄いところを見つけて褒めなくては!と考える人が多いです。
その結果、子どもの能力や得られた結果に注目しがちになります。
しかし、結果が出た時だけ褒めるようになると、「いい結果を出さないと」というプレッシャーが子どもにのし掛かってきます。
そして失敗を恐れてしまうようになるかもしれません。
それよりも、「頑張っていてすばらしいね」とか「苦手なことなのに一生懸命やっていてすごいなぁ」というような努力の過程を誉められる方が、失敗を恐れず頑張ろうという心に育つようです。
(大人も同じですよね)
もちろん、テストで100点を取ることはすごいことです。
その時も「100点取れてすごいね!」とだけ褒めるのではなく、「100点取るために毎日頑張って勉強していてすごいね!」というようにすれば、過程も結果もセットで褒められて良いと思いますよ!
質問をするということは、言い換えれば「興味を持っている」ということ。
例えば上手に絵が描けていたら、「上手に描けていてすごいね!どうやったらそんなに上手に描けるの?」と言われたら嬉しいと思います。
こうして質問を組み合わせた状態で褒めるようにすれば、周り(親)から興味を持たれていることで自分の存在意義を感じるようになり、自信を持った子どもに育つようになるんです。
ちなみに質問はイエス・ノーで答えられるものより、オープンクエスチョン(自由解答)の方が良いと思います。
その方が子ども自身の言葉を引き出すことができ、自分で自分の得意なことややっていることを認識できるようになるからです。
自分のやったことに対して「ありがとう」と言われることは大人も子どもも嬉しいですよね。
そして感謝されることは、その次のモチベーションにもつながっていきます。
例えばお手伝いしてくれたことを褒める際、「お手伝いしてくれてありがとう。ママすごく助かったよ。」と伝えると、子どもにとってこの上ない喜びになるんですね。
このことは、「褒められるために頑張る」ということではなく、「人を喜ばせるために頑張る」という意識になります。
反対に言うと、「褒められないから頑張らない」ということになりにくいんですね。
ちなみに感謝して褒める際は、いわゆる「ご褒美」を一緒に与えない方がいいと思います。
ご褒美が行動の対価となってしまうと、次もご褒美のために頑張ろうという考えになってしまいがちですから。
※感謝するのは伝える側にとっても良い影響があります。
相手が大人でも子どもでも、感謝の気持ちを表現することで人間関係はもちろん、心と体の健康にも良いからです。
この記事では、子どもの褒め方のコツとして3つの方法をお伝えしてきました。
3つのどれも共通しているのは、最初にお伝えした「子どもに興味を持つこと」です。
プロセスを見るのも、質問するのも、感謝するのも、いずれも子どもに興味を持てば自然と身についていくことでしょう。
相手のことを「子どもだから」と下に見るのではなく、対等な「人間」として相手をしていくようにすると良いですね。
この記事が参考になっていれば嬉しいです。