「自分の子育ての方法って、本当にこれでいいのだろうか」
こうした悩みや疑問は尽きません。
色々なところで壁に当たり、その度に悩み迷ってしまう親御さんは多いと思います。
そんな親御さんにあらためてお伝えしたいのは、「子どもはみんな違う個性を持っている」ということ。
子どもはみんな違うのだから、子育て方法もみんな違って当然なんです。
この記事では、子どもの個性の違いと子育ての考え方についてお話しいたします。
「自分の子どもはなぜこうなのか?」という迷いが強くなってきた親御さんに読んでいただければ幸いです。
この記事の目次
有名な詩人に「金子みすゞ」(かねこみすず)という方がいます。
その方の書いた詩の有名な一節に「みんなちがって、みんないい。」というものがあります。
これは「物も動物も人間も、全て違うけれど全て良いところがある。」という意味。
この世にあるものは、何1つ同じものはなく、だからこそみんな素晴らしいんだという内容を詠んだものだそうです。
このフレーズは、そのまま子どもにも当てはまります。
子育てをしていると、つい以下のように考えがち。
という考え方です。
気にしないようにしようと思ってはいるものの、どうしても同年代の子どもと自分の子どもの「比較」をして、できない部分に目が行きがちです。
しかし金子みすゞさんの詩にあったように、みんな違うのが当然だと考えるようにするんです。
この【違い】こそが「子どもが持っている個性」なんですね。
年端も行かない子どもに個性はあるのか?ということですが、もちろん、小さな子どもにも個性はあります。
大人のイメージする個性とは少し違うのかもしれませんが、それぞれの子に好き嫌い・得手不得手があり、それらは立派な個性となります。
そして、その個性に沿って、学び方や成長の度合いに違いが出るんですね。
子育てをしていると、きっといろいろな情報に触れていると思います。
科学的に正しいとされる方法や、芸能人やスポーツ選手などの有名人が子育てで実践している方法、「子どもを東大に合格させた母親の勉強方法」などの書籍もあるでしょうか。
こうした方法論や情報は、時に正しいこともありますが、それはあくまで「結果的にその子(その家庭)に合ったやり方だった」というだけのもの。
それらの方法が自分の子どもにも合っていることを保証するものではないんですよね。
なぜならそこに「個性」があるからなんです。
生まれ持った個性は消えないそうです。
育った環境などに影響は受けるものの、芯の部分には最初から持っている個性が残るのだとか。
「他の子どもや家庭と比べてどうしたらいいのか」ということに迷うことはあると思いますが、そんな時は自分の子どもを見て考えてあげてください。
何も教えずとも周りの様子を見て自然と学ぶことができる子なのか、それとも1から10まで時間をかけてじっくり教える方がいい子なのか。
それは他の子どもに聞いてもわからないのです。
知っているのは目の前にいる自分の子どもだけ。
どう接すればいいのか、答えは子どもが教えてくれます。
このことを忘れないようにしてくださいね。
この記事では、子どもの個性の違いと子育ての考え方についてお話ししてきました。
「みんなちがって、みんないい。」という詩のように、子どもにも違い(個性)があります。
その子の個性に合わせた子育てをするべきで合って、科学的に正しい方法や有名人の言う通りにするのが正解ではないんです。
わからないことや迷うことがあれば、どんな時でもまず自分の子どもを見てみるようにしてください。
きっと、正解を見つけるためのヒントが見えてくるはずですよ。
この記事が、子育てでお悩みの親御さんの元へ届いていると嬉しく思います。