小学校6年生の夏休みともなれば、中学受験を考える子ども(と親御さん)のとても大切な期間となりますよね。
受験に関係ない子どもは通常通り過ごせば良いのですが、そうでない受験前の皆さんにとって重要なのは間違いありません。
この記事では、「もちろん受験対策の勉強はする」という前提で、どのくらい勉強に時間を割くかの考え方のヒントを書いてみました。
もちろんどの方法が正解とも言えませんが、各ご家庭で色々とお悩みのことも多いと思います。
あくまでも「ヒント」ということで、参考になれば嬉しく思います!
この記事の目次
先ほども書いた通り、「受験するので基本的に勉強はやる」という前提で書いています。
「もう何もかも事前に学習していて受験も余裕です」という方は今のペースを維持して進めればいいと思いますが、滅多にそういうことは無いと思います。
そこで、提案するのが次の3つのパターンです。
これらの3パターンです。
それぞれを解説していきますね。
子どものやりたい事をメインにしたスケジューリングをするパターンです。
やりたいこととは、簡単に言えば勉強以外のこと。
例えばスポーツや友達と遊ぶこと、絵を描いたりするなどの創作活動などがありますね。
子どもの性格にもよりますが、やりたいことがあるとどうしても気になって、勉強など「やらなくてはいけないこと」に手が付かない場合があります。
そうした性格の場合は、先に(または決めた時間内で)やりたいことをやってしまう方がいい場合があります。
それらを全てやってしまってスッキリしたら、気持ちを切り替えて勉強する。
この方が、学習したことがしっかり身につく傾向があります。
なお、気持ちを切り替えるといっても自力でやるのはなかなか難しい場合も。
そうしたときは家庭教師や塾など「他からの強制的な勉強時間」を組み込むことで、上手くいきやすくなりますよ。
勉強も遊びもバランス良くやることで、どちらも満足することができるパターンです。
前者の「やりたいことメインパターン」よりは勉強の比率を高めることになりますが、スケジュールの最初に勉強時間を設け、それが終わったらしっかり遊ぶようにする方法です。
勉強するページ数やテストの正答率などの条件をクリアさえできればその後は長く遊べるので、意外に集中して取り組むことができます。
そのためには事前のスケジューリングがかなり大事。
「この時期はこのページまで進めていれば、受験対策としては大丈夫」という判断を見誤ると、受験直前で慌てることになるかもしれません。
まるで大統領や大企業の社長のように、スケジュールを分刻みで細かく設定し、がっつり勉強時間を確保するパターンです。
睡眠時間と食事やお風呂の時間以外は全て勉強。
勉強勉強、とにかく勉強と、受験をクリアするまで勉強づけにするという方法です。
片時も休まることがありませんが、難関中学を目標にしている学習塾などでは、このパターンを設けていることもあります。
息抜きするタイミングがほとんどないため大変かもしれませんが、見事目標を達成した暁にはものすごい達成感を得られるはず。
ただし、そこで燃え尽きて中学入学以後だめにならないよう、「さらにその先」の目標設定をする方がいいかもしれませんね。
この記事では、受験前の夏休みをどう過ごすのかのヒントとして3パターンを提案いたしました。
どの方法にも正解はありませんが、1つ、全てに共通する考え方があります。
それは、「いずれにしても、親の押し付けで全て決めるのは良くない」ということ。
子ども本人とも話し合い、納得の上でスケジューリングしないといけません。
受験して良い学校へ入れば最高の人生になるのかどうかは、実はわからないのです。
受験する意味、理由や目的などの意思確認をしっかり取り、子どもが納得している事を一番に考えてあげましょう。
この記事がヒントになって、中学受験がうまくいく事を願っております!