「マナー」という言葉は、いろんなシーンで出会うことでしょう。
食事のマナー、会話のマナー、服装のマナー・・・
〇〇のマナーというのは無数にありますよね。
大人だから全てのマナーを把握して完璧にこなせるかと言えば、もちろんそんな事はありません。
しかし、それでも子どもたちへはマナーを伝えていく必要があります。
この記事では、「マナー」という言葉の真の意味について考え、解説していきます。
「マナーを守ろう」とあちこちで目にし、耳にすると思いますが、果たしてマナーの真の意味とは何なのでしょうか。
一緒に見ていきましょう!
この記事の目次
まずは、マナーという言葉について、一般的に言われる意味を書き出してみます。
マナー(英語:manner)とは、人と人との関わりで当然その場面でしかるべきとされる行儀・作法のことを指す
ウィキペディア「マナー」より引用
こうして改めて見てみても、おおよそイメージ通りの説明が書かれていますよね。
ちなみに「自分一人のとき、他に見ている人が誰もいない場合でもそれを守る事が望ましい価値観」という解説が続きにありましたが、これはマナーより「モラル」という言葉で論じられるのが一般的であると書かれています。
いずれにしても、一般常識をわきまえ、どこへ出ても恥ずかしくないように行動することを指すような感じですよね。
しかし、本記事ではそこからさらに一歩踏み込んで考えてみたいと思います。
マナーという言葉上の解説の奥にある真の意味とは、
「日常生活で人に対する気遣いや思いやりを持つこと。
他人に優しく接し、笑顔で仲良くできるような関係や環境を共に作っていこう」
ということではないかと考えました。
マナーと聞くと、なんとなく高級レストランで恥ずかしくないように振る舞うことのように考えがちですが、何もそのような限定的な場面のみで考えず、普段の生活でみんなが嫌な思いをしないように気を遣いあおうということでしょう。
実際、傍若無人な振る舞いの人がひとり目立っている状況を考えると、「あの人はマナーがなってないな(モラルが無いな)」と考えてしまいますよね。
こういう人には高級レストランでなくても、公園や、道端や、駅やお店など一般的な場面全てで同じように感じることと思います。
となると、マナーはある特定のシーンのみに適用されるのではなく、どんな場面でも必要になるのがわかりますね。
覚えておきたい事は、マナーは昔からずっと固定のものではなく、時間の経過、時代と共に変化しているという事です。
例えば洋食でナイフとフォークを持つ場合、一般的には右手がナイフ、左手がフォークを持ちます。
しかし現代では左利きの人への配慮から、ナイフとフォークが逆になっても問題ないと考えるケースもあるそうです。
自分が知っているマナーを絶対のものだと考えず、新しいマナーもあるかもしれないと柔軟に考える事が大事なのでしょうね。
前述の通り、大人だからと言って全てのマナーを把握している人は少ないと思います。
それなのに、「親だから子どもにマナーを教えないと!」というのは難しいかも。
そういった場合では、「教える」というより「伝える」という感覚で接すると良いかもしれません。
親御さんの方も「こういう時はこうすると良いみたいだよ。」という姿勢で、子どもと一緒に学んでいこうという気概の方が、子どもの側も身につけやすい事でしょう。
最低限のマナーを押さえておけば、あまり目くじらを立ててしつける必要はないかもしれませんね。
この記事ではマナーという言葉の言葉上の意味、そしてその奥にある真の意味について考えてみました。
マナーとは、高級レストランなどの特定のシーンにのみ必要なものではなく、日常生活をみんなが嫌な思いをせずに仲良く楽しく過ごすために必要なものだと思います。
そのためには日常生活に関わる事、例えば食事のマナー、会話のマナー、服装のマナーなどを知っておいて、それぞれのシーンで使いこなせるようにしておきたいですね。
この記事が子どものマナーに困る親御さんのお役に立てていれば幸いです。