マナーに関することは数多くありますが、特に食事の時のマナーには気を遣いたいところ。
なぜなら、普段の食事の様子から、家庭内でのマナー(常識)まで押しはかられる事が考えられるからです。
そこでこの記事では、子どもがよくやってしまうお箸使いのマナーについて、NGな例を10の項目でご紹介いたします。
もちろん大人だからと言っても全て把握していないこともありますし、知っていてもついやってしまう事があるかもしれません。
大人の方は再確認の意味で、子どもには良くない例として、本記事の内容を伝えてあげるようにしてください。
この記事の目次
早速、よくやってしまうNGマナー10選をお伝えいたします!
以上、10のNGマナーです。
どれも「〇〇箸」とついているのでお箸のマナーだというのがわかりますね。
また、わざわざこうした名前がついているのは、知らないとついやってしまうような「やりやすい行動」とも言えるでしょう。
順に解説していきますので、読んでいただいた本日からは控えるように気をつけていきましょう。
指し箸とは、お箸の先を相手に向けることを言います。
「人差し指」などの「指し」と同じ意味ですね。
これは相手に対して非常に失礼な行為と言えます。
なんとなく、居酒屋などで酔っ払った人が相手をお箸で指しているシーンが思い浮かびます・・・。
絶対にやらないように気をつけましょう。
刺し箸とは、料理にお箸を突き刺すことを言います。
お箸とは挟んで食べるための道具です。
それを本来の用途と違う使い方をする事がいけない事なんですね。
肉じゃがの具材(じゃがいもやコンニャク)など、中サイズの丸いものって刺した方が楽に思いがちですが、マナー違反なので決してやらないようにしてくださいね。
寄せ箸とは、お箸で茶碗などを引っかけて動かし、自分の方へ引き寄せる行為です。
こういう行動をすると、食器を傷つけたり料理をこぼすこともあります。
わざわざお箸を使わなくても手で持ち上げて、自分の方へ引き寄せるようにしましょう。
また、そもそも「持ち上げ(移動)NG」の器というものもあります。
本記事ではそこに触れませんが、和食・洋食のマナーとして持ち上げても良い器といけない器があることを知っておきましょう。
ねぶり(ねぶる)とは、要するに舐めること。
お箸についた汁やご飯などを舐め取ることは見た目も悪く、非常に行儀の悪い行為です。
ねぶり箸はその見た目から受ける印象が非常に悪いので、やらないよう気をつけましょう。
お箸についたご飯などがこびりついてどうしても取れない場合は、一度きれいに洗ってもらうか新しいものに替える方がいいと思います。
渡し箸とは、食べている途中のお茶碗や器などにお箸を乗っけること。
ラーメン屋さんでは食べている時に器の上にお箸が乗っているイメージがありますが、和食の世界では行儀の悪い行為となります。
実は食事の途中の器にこうしてお箸を渡していると、「この料理はもういりません」という合図になります。
お腹いっぱいで本当に食べられないのなら、最初から量を減らしてもらうなどの配慮が必要です。
迷い箸は、「どの料理を食べようかな」と料理の上をお箸でうろうろする行為です。
こちらも非常に行儀が悪く、格好悪い行為なのでやめておきましょう。
混ぜ箸は、お箸を使って料理のなかをぐるぐると探ることです。
お味噌汁の中の具を探そうとした場合などに、ついやってしまいがち。
「私は好きなものだけ選んで食べます」と言っているようで、行儀の悪い行為となります。
噛み箸は、お箸を咥えてそのお箸を歯で噛むことです。
お箸がとても痛みますし、見た目も非常に悪いです。
幼児などはある程度仕方ない部分もありますが、そこそこの年齢になってもしないよう注意してください。
叩き箸とは、まるで楽器のようにお箸で茶碗や器、お膳などを叩くことです。
言うまでもなく、本来の使い方とかけ離れた行為で行儀が悪いです。
もちろんお箸や食器も痛みますし、騒音は一緒の場にいる他の方の迷惑にもなります。
立て箸とは、ご飯や料理などにお箸を刺し、立てる行為です。
お箸が立っているご飯(お茶碗)というのは、仏様に備えるご飯のこと。
お葬式など仏事を連想させ、イメージの悪いマナー違反の行為となります。
(仏箸とも言います)
絶対にやらないよう注意してください。
この記事ではついやってしまうお箸のNGマナーとして、10の項目をご紹介いたしました。
子どもはついやってしまいそうなものばかりを取り上げましたが、実際はまだまだたくさんの「悪いマナー」があります。
大人の方はお箸のマナーについてじっくりと教えてあげてくださいね。
ちなみに、お箸のNGマナー自体を「嫌い箸」「忌み箸」「禁じ箸」などと表現します。
こちらの言葉も併せて知っておくほうがいいですね。
間違いのないマナーはしっかり覚えて、どこへ出ても恥ずかしくないようにしていきましょう。
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