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【適当はダメ!】子どもの褒め方の良くない例とその理由について解説します!

2022.09.12
【適当はダメ!】子どもの褒め方の良くない例とその理由について解説します!

「子どもは褒めて伸ばそう」
そういう内容の子育て論を耳にしたことのある人は多いのではないでしょうか。

実際その通りで、褒められて育った子どもは自己肯定感も高く、ポジティブな性格になりやすいという研究結果もあります。

しかし、実際に「褒める」と言っても、実は良い褒め方と悪い(あまりおすすめできない)褒め方があるのです。

この記事では子どもの褒め方について良くない例(NGな褒め方)とその理由について解説いたします。

褒めるに越したことはありませんが、適当に「すごいすごい」と言っているとあまり良くないかもしれません。
子育て方法のテクニックの1つとして、ぜひお読みいただければと思います。

この記事の目次

NGなのは「見た目だけ」と「中身のない」褒め方をすること

この記事で紹介するNGな褒め方は次の2点です。

それは、

  • 見た目だけを褒めること
  • 中身のない褒め方をすること

です。

「見た目だけ」というのは外観だけのことではなく、性格や能力なども含めた外見上の特徴を褒めることです。

例えば、「頭がいいね(かしこいね)」「優しいね」「かわいいね」などがありますね。

もう一つの「中身のない」というのは、「どういうところが良かったのか」などの具体的な部分について褒めることがなく、結果だけ見て褒めている状態を言います。

例えば、「すごいね!」「上手だね」(とだけ言って褒める)などがありますね。

日本語は行間を読むことが多いので、大人同士のやり取りで「上手だね」と言われれば、「今やっていることを上手にできているんだな」など判断できます。

しかし子どもにとっては難しいことで、「自分の何が上手なんだろう?」となってしまうわけです。
これらの褒め方はできるだけ避けるのが良いでしょう。

次に、これらの褒め方をしているとダメな理由を4つ、深掘りしていきます。

物事への興味を失う

「上手ね」「すごいすごい」と言われ続けると、褒められること自体に快感を覚えるようになってきます。
そして、どうしたら次も褒められるかを考えるようになります。

その結果、褒められるために行動するようになり、今までは楽しい・好きでやっていたことへの興味を失うようになります。

※例:絵を描くのが好きで、その絵を褒められて嬉しかった。
しかし褒められなくなった途端、絵を描くことをやめてしまった。

モチベーションが低下する

努力しているかどうかに関わらず、いつも「上手だね」と褒められていると、「大して頑張っていないのにこの程度でいいのか」という考えになり、努力して何かをやろうという意欲や必要性がなくなってきます。

※例:一生懸命描いていない絵を大げさに褒められると、このレベルでいいんだと思い上達しようと思わなくなる。

チャレンジ精神が低下する

今まで上手にできていて褒められていたが、「もし失敗したら褒められなくなるかもしれない」というプレッシャーを感じ、それを避けるため、新しいことをやってみようという気持ちを失います。

例えば大人でも、職場で「あなたは仕事ができる人だね!すごい!」という評価をされすぎると、プレッシャーを感じてスランプになってしまうことがあるでしょう。

子どももそれと同じような状態になってしまうかもしれません。

褒められ依存症になる

常に褒められないと自信が持てず、自己評価ではなく他者評価でしか自分の価値を見出せなくなります。

常に認めてもらいたい、褒めてほしいという承認欲求がとても強くなり、褒められなかった場合に不機嫌になったり気性が荒くなったりします。

叱る時のNG例について解説します

適当に褒めればいいわけでないことを知っておくのが大切

この記事では、良くない褒め方(NGな褒め方)について2点解説し、その理由を4つお伝えしました。

子どもは褒めて伸ばすという考え方は素晴らしいですが、何でもかんでも適当に「すごいすごい」と言っていればいいわけではないのを知っておくのが大切ですね。

とはいえ、本当に感動した時、感嘆した時は「すごい」しか言葉が出てこないこともありますよね。

大切なのは、そこに感情が乗っているかどうかではないでしょうか。
口先だけで褒められているのか、それとも心から褒めてくれているのかは、敏感な子どもたちにはすぐわかってしまいます。

子どもといえど1人の人間なので、人間同士のやり取りであることを意識して接していけたらいいですね。


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