多くの場合、親は子どもの前ではできるだけ良い姿、完璧な姿を見せようと頑張ってしまうと思います。
しかし親だって1人の普通の人間。
完璧であるはずはなく、間違ったり失敗することも多いですよね。
もし普段は子どもの前で完璧な姿を見せているのだとしてら、一度「弱いところ」を見せて、子どもに頼ってみてもいいかもしれません。
きっと頑張って助けてくれるはずですよ。
この記事では、親が子どもに頼ってみるとどうなるか?という視点で書いています。
結論から言うと、とても頑張って助けようとしてくれます。
ぜひ先をお読みくださいね。
(本記事の「子ども」とは、幼児〜小学校低学年くらいを想定しています。
もちろんそれより成長している子どもも含みます。)
この記事の目次
実は子どもはもともと、「人を助けたい」と思って生まれてくるのだと言います。
身近にいる「人」とは、多くの場合親御さんのことになりますよね。
この説に従って親が子どもに「助けて」と頼ってみると、子どもは張り切って助けようとしてくれます。
もちろん、子どもなのでできることはそれほど多くなく、スピードや正確性は低いかもしれません。
それでも自分のできる範囲で、一生懸命やってくれるものです。
そんな姿を見ることは、親として非常に嬉しく、頼もしいものではないでしょうか?
子どもに頼るというのは、子どもの持つチャレンジする意欲を刺激することになります。
例えば、おもちゃを片付けてくれない場合、「ママ1人だとお片付けがとっても大変だから、一緒に手伝ってくれる?」というように頼ってみると、意外に頑張って片付けようとしてくれます。
反対に、子どもに1人で片付けるよう指示してもなかなか上手くいかなかったりしますよね。
ポイントは、「ママ(自分)だけだと大変で、あなたが手伝ってくれると上手くいく」という内容を伝えること。
これでやる気が刺激され、「ママでさえ大変なことなら、自分が頑張ってやってあげよう!」という頑張る意欲が出るというわけです。
ところで、自信というのはどうやって育つものでしょうか?
色々耳にしているかもしれませんが、方法の1つは「親が子どもを信じること」と言われます。
親というのは子どものことを、それこそ事細かに気にして心配するものです。
親だから当然なのですが、やりすぎると「自分は信じてもらえていないんだ」と思ってしまうことにもつながります。
親が子どもを信じることにより、「自分は信じてもらえている」という自信を持つことができ、どんどん新しいことにチャレンジしていく心が育ってくるんですね。
子どもに頼って手伝ってもらうということも、「子ども(あなた)を信じているから任せている」ということになり、自信を持った子に成長することへ続いていきます。
冒頭で触れたように、子どもの前ではできるだけ完璧な、良い親で痛いと願うのは普通のことです。
しかし親も人間なので、個性も性格もそれぞれ違い、できないことだってたくさんあります。
完璧すぎる親を持つ子どもは、実は窮屈に感じていることも多いそうです。
目の前にいる人(親)が完璧すぎると、自分もそうあるべきだという高い理想とそれができない現実とのギャップに悩み、疲れるのだとか・・・。
悪い親やダメすぎる親になる必要はありませんが、「人間なので間違えることもあり、子どもに頼ることもある」姿を見せるのも子育ての大切な部分なのかもしれませんね。
この記事は、子どもにも色々頼ってみようという趣旨で書いてきました。
頼りないと思っていた小さな子どもであっても、親から頼られると張り切って頑張ってくれるものです。
自分の今の限界を超えるような範囲で、なんとか助けてあげようという考えを持っています。
普段からできるだけ完璧な姿を見せようと努力するのは素晴らしいことですが、思い切って子どもに頼る勇気を持つのも大事なこと。
そうすることで、案外子育てが楽になるかもしれませんからね。
子育ては大変であることは間違いないので、少しでも気楽になれるよう工夫していきましょう。
この記事が参考になっていれば嬉しいです。