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子どもへの指示は大人同士のやりとりとは違う。否定せず具体的な内容を伝えよう

2022.09.24
子どもへの指示は大人同士のやりとりとは違う。否定せず具体的な内容を伝えよう

子どもに何かしらの指示を与えることがあった場合、どのような声かけをしているでしょう?

「指示」と言ってもさまざまですが、例えば何かしらの行動を注意する場合。
この場合は「叱る」こととセットになっているかもしれません。

例として、人の多い場所やスーパーなどのお店へ行った場合、子どもが走り出した時に「走ってはいけません!」といった指示を出すことがあると思います。

しかし実は、この指示のやり方では子どもが理解できておらず、それどころか後々不安感が拭えない、自信のない子どもになってしまうかもしれません。

この記事では、子どもへの指示は大人相手と違うこと、そしてどう指示を出すべきなのかについて解説いたします。

先の例の「走ってはいけません!」のような指示出しはついやってしまいがちだと思います。
ぜひ最後までお読みいただければと思います。

この記事の目次

子どもへの指示出しは具体的な内容を伝えるのが正解

子どもへ指示を出す場合、ある1つの正解があります。
それは、「具体的な内容を伝えること」です。

先の例を使って説明いたします。

「走ってはいけません」の場合、走ったらダメなことはわかっても、子どもには

  • 何でダメなのか?
  • じゃあどうすればいいのか?

ということを考えることができません。

逆に「いけません」のネガティブなイメージだけが残り、余計に緊張したり意識してしまいます。
(頭の中に意識してしまった)その結果、また走ってしまうというわけです。

この場合の「具体的な内容を伝える指示出し」は、「歩きましょう」ということになりますよね。

「歩きましょう」にネガティブなイメージはなく、さらに頭の中で意識してしまっても良い(むしろ意識してくれる方が良い)行動です。

こうした具体的な指示出しをすることで、子どもにも理解でき、行動の改善につながるんです。

「走ってはいけない→歩く」と考えるのは当然?

「走ってはいけない。だったら歩く。」
こう考えるのは、ある意味当然と言えます。

人間が移動する方法として基本的に「歩く」「走る」というものしかなく、走ってはいけないなら消去法で歩くことになるのが判るからです。

しかしこれは大人の考え方。
子どもにとっては「走ってはいけない」と言われても、じゃあどうすればいいんだろう?となってしまうのです。

「ジャンプしてもいいの?」「スキップならいいの?」という選択肢もあり、なぜその中で走るのだけがダメなのか考えられないんです。

そんなの屁理屈じゃないかと思われるかもしれませんが、大人と子どもには経験値も知識も思考力も違いがあります。

子どもたちの頭の中ではこんな発想になる「想像力」が求められるということになりますね。

否定されると不安になる

「走ってはいけない」という指示出しのもう1つのダメな理由。
それは、否定的な言葉で伝えていることにあります。

「〜しないで」というのはその行動を否定する言葉。
子どものした行動自体を否定し、行動の改善を促していません。

他の例で言うと、

  • 順番を間違えないで
  • これにさわらないで
  • ご飯をこぼさないで

なども行動を否定する言葉となります。

こうした否定語で注意されることが続くと、「いつでも失敗を見られている」という不安感が増していき、行動する意欲を無くすことにもつながります。

上記の例を具体的な声かけへ変えるなら、

  • 正確にすすめていこう
  • これは見るだけにしようね
  • お皿は両手で持とう

などの言葉になるでしょうか。

こうした具体的な内容だと、子どもも理解しやすくて良いと思います。

子どもへ指示を出す際は具体的な内容を伝えること

意識すると余計にやってしまうのは大人も同じ

この記事では、子どもへの指示は大人相手と違うこと、そしてどう指示を出すべきなのかについて解説いたしました。

大人も同じですが、意識するとやってしまうことってあります。

「ここは絶対に間違えてはいけない」などと考えながらやっていると、なぜか間違えてしまう。
そういうことって実際にありますよね。

これは否定的な言葉を頭の中にイメージしすぎて、より緊張や失敗を誘発してしまっているからなのです。

子どもの場合は経験値や知識の少なさなどもあり、こうした悪い影響をより強く受けてしまうもの。
大人(親)がうまく指示を出してあげて、ポジティブなイメージを意識できるように工夫してあげましょう。

子どもに指示を出す場合は、否定しないでいい方法を考えて実行できるようになればいいですね。


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