今や私たちの生活になくてはならないものの1つとなった「スマートフォン(スマホ)」。
ほとんどの人が1台以上保有しているという統計もあり、基本的にはみんな持っていると言っても差し支えないと思います。
(もちろん理由があって持たない人もいます)
そんな「生活インフラ」のスマホですが、子ども、特に小学生に持たせるのは抵抗があるという人も多いはずです。
そこで今回の記事では小学生がスマホを持つことのメリットとデメリットを取り上げてみました。
小学生の子どもを持つママさんパパさんが、我が子にスマホを持たせるかどうかの検討材料になればと思います。
この記事の目次
まずはメリットの方から見ていきましょう。
小学生がスマホを持つのにメリットは主に3つあると思います。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
小学生にもなってくると、幼稚園・保育園の時にはなかった「お友達だけで遊びに行く」という行動をとるようになります。
親の目の届く範囲を超え、少し離れた公園へ子どもたちだけで行ってしまうことも・・・
そういう場面でも、スマホがあれば連絡を取ることができますよね。
もちろんアプリ等の設定により、GPS機能を付けることで位置情報も把握できます。
それ以外でも、習い事をするならお迎えのタイミングで連絡できたり、学校の帰りが少し遅くて心配な時にも活用できます。
また、緊急災害が起こった場合にも連絡が取れるというのは心強いですよね。
いつでも連絡できるというのはこういった安心感があります。
スマホがあれば、メールやLINEなどを使うことでコミュニケーション力をつけることができます。
自分で言葉を選んで相手に伝えることで、国語的な意味で良い面があるでしょう。
また、友達も同じようにスマホを持っているので、悩み事を相談することもあるかもしれませんね。
特に近年ではコロナ禍の影響で友達と気軽に会えなかったという子どもも多いので、スマホでやり取りできるのは大きな魅力と言えます。
「ググる」という言葉があるように、わからないことがあってもその場で瞬時に検索し、問題解決できる力がつきます。
人に教えてもらってばかりではなかなか成長できませんが、自分で調べる習慣ができると後々にも良い影響があるでしょう。
今も今後もデジタル・ITの時代ですから、検索力は絶対に必要になります。
早めに習得できるならそれに越したことはありません。
続いて、小学生がスマホを持つことのデメリットを見ていきます。
この記事では4つ挙げてみました。
順番に見ていきましょう。
スマホはかなり依存度の高いアイテムです。
「スマホ依存症」という言葉があるくらいで、社会問題にもなっています。
色々なことへの耐性が低い子どもたちですので、スマホの持つ魅力や可能性に触れると、ずっとスマホに夢中になってしまいます。
他のことが疎かになるので、当然勉強などにも支障が出てくるでしょう。
「スマホを持つことが体に悪い」という意味ではありません。
スマホの使いすぎで視力に悪影響が出たり、寝不足で集中力が落ちたり、運動不足による体力の低下等が懸念されます。
日々新しいアプリやサービスが世に出ていますから、今やっていることに飽きてもすぐ次の楽しいものがある環境。
楽しすぎてスマホで遊び続け、上記のような健康への影響が出るかもしれません。
スマホを介したコミュニケーション中心になるおそれがあります。
例えば同じ部屋にいてもLINEで連絡してきたり、ゲームなどスマホ内での話題しか無くなってしまう恐れもあります。
コミュニケーションの基本は対面でのやり取りで、そこには「文字での会話」以外の多くのやり取りがありますよね。
語気の強弱や身振り手振り、表情の動きなどがそれで、これらに触れていくことでコミュニケーション力が上達していくものです。
スマホに夢中になると、画面の中で全て解決しようとするかもしれません。
言うまでもなく、インターネットは世界中と繋がっています。
そこでは自分の頭では考えもしないようなトラブルが起こるリスクが潜んでいます。
また、近年ではSNSを中心としたトラブルがよくニュースになっていますよね。
人生経験の浅い子どもたちでは、「今、目の前の画面にある『それ』」が良いのか悪いのかの判断がつきません。
インターネットのトラブルは起こるものとして考えておく方がいいでしょう。
この記事では、小学生がスマホを持つメリットとデメリットを挙げました。
スマホは単なる道具です。
良くも悪くも、使う人間次第。
ご家庭ごとにこれら以外のメリットもデメリットもあると思います。
費用の問題などもありますし、よく考えてから決めるようにしてみてください。
この記事が参考になっていれば嬉しいです。