人と話す時のマナーってご存知ですか?
人と言っても立場や年齢などによって関係性は変わってきますが、実はどんな人が相手でもマナーは必要なんです。
目上の人、年上の人へのマナーはもちろん、仲の良い友達だからと言ってマナーが必要ないかというとそんな事はありませんよね。
この記事では、小学生(特に中学年くらいまで)を対象に、覚えておきたい会話のマナーについて解説いたします。
すでにわかっていることも、全く知らなかったこともあるかもしれません。
マナーは身につけて損はありませんから、ぜひ先をお読みくださいね。
この記事の目次
今回ご紹介する覚えておきたい会話のマナーは全部で5つ。
いずれもできるだけ早いうちに覚えておく方がいいと思います。
どれも基本的かつ大事なことです。
1つずつ確認していきましょう。
語尾とは言葉の終わりのこと。
ここを丁寧にすることで、会話の印象がぐっと変わります。
基本的に「〜です」「〜ます」と言うようにすることや、人にお願いする際は「〜してください」という言葉遣いをするのが大事。
言われてみれば当たり前のことですが、例えば仲の良い友達と話しているときと同じ調子で先生や大人の人と会話すると良くないマナーと言えますね。
「〜してください」を「〜して」で止めると命令口調になり、その後の関係も悪くなるかもしれません。
気をつけましょう。
語頭とは言葉の最初の部分。
語尾の反対ということですね。
語頭には「お」を付けるのが基本的なマナーです。
「お水」「お花」「お話」「お金」など、普段から「お」が付いた言葉を耳にする事が多いと思いますが、ついつい「水」「花」「金」みたいな言葉遣いをする事があるかも。
「お水をいただけますか」と「水ちょうだい」では、内容は同じなのに全く違う感じに伝わるのはわかりますよね。
会話をする際は、相手と目の高さを合わせましょう。
何かの上に乗って高いところから話をすると、とても偉そうに見えて印象が悪いです。
また、腰が曲がったお年寄りや体の不自由な人など自分より目線の低い人と話す場合は、やはり目の高さを合わせるため自分も膝を曲げたり片膝を地面についたりして応対すると、とても丁寧な印象になります。
この場合も「自分が下がってあげている」という傲慢な考えでいると相手にすぐわかります。
「目線を合わせるのは当たり前」という感覚になれるようにしましょう。
逆に背の高い人や大人の人など目線が上にある人の場合は、そのまま相手の目を見て会話すれば問題ありませんよ。
会話の際は返事が大事。
周りの状況にもよりますが、「はい!」と元気よく返事するととても好印象で良いマナーだと思います。
(元気よくといっても「叫ぶ」のとは違うので気をつけて!)
いくら話しかけても黙ったままでいると、聞いているのか、理解しているのかよくわからず、話している人も困ってしまいます。
また、声を出しにくい場面や話が長い場合などは相槌をうつようにすると、話している人も嬉しく思います。
これも1つのマナーとして覚えておくと良いでしょう。
話し始める前と話が終わった時はお礼の挨拶をすると良いでしょう。
話し始める前は「おはようございます」「よろしくお願いします」「今お話ししてもよろしいですか?」などの一声を、話終わりには「(聞いていただいて)ありがとうございました」など添えるとグッドです。
また、それぞれのシーンで「お忙しいところ」など気遣いのひと言があればベストです。
なかなか難しいと思いますが、特に目上の人と話す際は喜ばれると思います。
知っておいて損はありませんよ。
この記事では、小学生のうちに覚えておきたい会話のマナーについて、5つお伝えしました。
いずれも簡単かつ基本的な事ですが、小学生では全て把握して使いこなすのはなかなか難しいかもしれません。
1つずつでも良いので、身近な人に話して実践していくよう、親御さんは伝えてみてくださいね。