幼稚園・保育園から小学校、中学校と上がるにつれ、同年代の友達同士から、学校の先生、部活の先輩など「目上の人」と話す機会が増えてきます。
「親兄弟や友達ならその話し方でもよかったけど、目上の人には通用しないよ」
そんな言葉遣いや会話内容は多々あるでしょう。
この記事では、目上の人と話す際にうまくいくためのコツを3つご紹介いたします。
小学生から中学生(またはそれ以上)に上がるお子様がいるご家庭では知っておいた方がいい事ばかり。
ぜひ最後まで目を通していただければと思います。
この記事の目次
親兄弟や友達と目上の人との最大の違いは「親密度」にあると思います。
親密度とは言い換えれば「仲の良さ」のことで、仲良しな人ほど会話の内容がアバウトでも真意が伝わりやすいと言えますね。
しかし親密度の低い人(仲良しの友達関係じゃない人)となるとそうはいきません。
自分の言いたいことだけを一方的に、そして使いたい言葉だけを使って話しても何も伝わりません。
むしろ関係が悪化してしまうことも・・・
そうならないために、目上の人と話す際は気遣いを忘れないようにするのが大事です。
具体的には以下の3つを押さえるようにしましょう。
こうしたところに気をつける事が大切です。
次からは1つずつ内容を確認していきましょう。
目上の人と話をする場合は、いきなり話し始めてはいけません。
まずは体ごと相手の方に向けること。
こうする事で、「今から話しかけますよ」ということを伝えます。
人混みの中など体を向けにくい場合は「〇〇さん」など相手の名前を呼んで、意識をそちらに向けるようにします。
そして「今お話ししても良いですか?」や「お聞きしたいことがあるのですが」などのクッション言葉を挟み、相手の都合を確認します。
これを伝えず話し始めても、今別の用事をしているところだと伝わりにくくなります。
(印象も悪くなるかもしれません)
また、相手の家や部屋を訪ねる場合などは身だしなみにも気をつけて。
汚れた衣服やぐちゃぐちゃの髪型のままにせず、きちんと整えてから向かうようにしましょう。
実際に会い、何かしらのお願いをするのであれば、言葉遣いには細心の注意を払う必要があります。
命令口調はもちろんだめ。
名詞や動詞だけで内容を伝えるのもいけません。
「〜です(ます)」など語尾に気をつけ、丁寧に話すことを心がけます。
先ほど伝えたように、話をする際は相手の方に体を向けて話すこと。
また、相手の目を見て話しましょう。
どうしても直接目と目を合わせにくければ、相手の眉間(みけん:眉と眉の間)のあたりを見るようにすると、相手からは目を見ているように感じられます。
最後に、会話をしてくれたこと自体にお礼を言うのを忘れずに。
お願いしたい事が成功しても、成功しなくても、会話そのものに時間をとってくれた事のお礼を伝えるようにしましょう。
自分が何かを伝えたいからと言って、相手の話を全く聞かないのはNGです。
「話上手は聞き上手」という言葉があるくらい、相手の話を聴くのは大事なマナーです。
聴くと言ってもただ耳だけ向けていれば良いわけではありません。
よそ見をしない。話を遮らないというのは基本中の基本。
話している途中途中で相槌を打つのもとても大事なことです。
「傾聴」という言葉がありますが、これは「あなたの話すことを真剣に聴いていますよ」という意味。
目上の人の話は傾聴することを意識してください。
この記事では目上の人と話す際にうまくいくためのコツとして3つのポイントをお伝えしてきました。
小学生でもそうですが、中学生、高校生となってくると目上の人と関わる事が増えてきます。
そういう時にうまくいくには、普段から話し方を意識しているかどうか。
ここの基本的なことを知っていれば、だんだんと上手に話せるようになってくるでしょう。
目上の人と話すコツがわかっていれば、社会に出てからも役立つ事がたくさんあります。
また、高校や大学の受験は面接が課される場合もありますが、そうした場面でも役に立つ事が多いでしょう。
頭ではなかなか覚えられませんが、こうした会話のコツは早いうちに身につけておくと良いですよ。
何事も、実践あるのみ。
目上の人と話す機会があれば、積極的に話をしてみるようにしてくださいね。