小学校がある平日の朝は必死になって子どもを起こしているお母さん、多いのではないでしょうか?
朝の忙しい時は自分ですんなり起きてきてほしいものですよね。
朝すんなり起きられない原因が何なのかを考えたことはありますか?
実は前日の夜にその理由があるのかもしれません。
今回は「小学生の子どもが毎朝起きない」「時間通りに起きてくれない」ということでお悩みの保護者様へ、原因が夜にあることについて解説いたします。
原因がわかれば改善できるかもしれません!
ぜひ続きをお読みください。
この記事の目次
子どもに限らず。前の日の夜の状況や行動が翌日の朝を作っているのは間違いありません。
その中で、小学生の子どもが朝起きられないことへつながる理由を3つ挙げてみます。
これら1〜3の理由について、順番に見ていきましょう。
お子様は大体何時頃に就寝し、何時頃に起床する予定でしょうか?
小学生の年齢である6〜12歳の子どもだと、おおむね8〜10時間の睡眠が必要だと言われています。
(個人差はあります)
仮にですが、朝7:30くらいに登校するとします。
となると、朝食など準備に1時間ほど必要であることを逆算して、大体6:30くらいには起床したいところでしょう。
そこから8〜10時間睡眠を逆算すると、20:30〜22:30くらいには就寝することになります。
現代は共働きのご家庭も多く、また、子ども自身も塾などの習い事をしている場合もあり、時間のコントロールが難しくなっていることは否めません。
それらのことから、「20:30に就寝」というのは難しいことも考えられます。
この場合、子どもの就寝時間を優先するため、後回しにできることは子どもが寝てからやるのも1つの方法。
または夫婦で役割を分担して、寝かしつけ担当と家事担当などに分かれるのもありです。
ある程度子どもに就寝・起床のリズムができてくると自分1人でできるようになりますので、それまでの間と割り切ってペース作りをしてみてもいいかもしれませんね。
寝る環境が整っておらず、そのせいで体力が回復しきっていないのかもしれません。
例えば、
などの状況です。
眠る環境が悪いと、もしかしたら夜中に何度も目が覚めているのかも。
そうなるとしっかり眠れておらず、朝からぼーっとしてしまうのは仕方のないことです。
パジャマや布団の見直し、エアコンの活用、防音、部屋の明かりは常夜灯など暗めにするなどを見直していただいて、良い睡眠環境を作ってあげてください。
全てを最高の状態にするのは難しくても、できる部分の改善をすると良いと思います。
寝る直前までスマホを使っていると、良い眠りにつくことができないと言われていますよね。
その原因はブルーライトと呼ばれる、スマホなどの画面から発する光にあります。
(スマホだけでなく、タブレットやパソコン、テレビなども同様)
ブルーライトを浴びると脳が「昼間」だと錯覚するそうです。
また、スマホの画面やスピーカーからはゲームや動画、音楽などでの激しいシーンや音源が流れていることもあります。
そういったものを眠る前に浴びると脳が興奮状態になり、さらに眠りにつきにくくなるでしょう。
医療法人社団勝榮会「いりたに内科クリニック」という病院の院長様が書かれたブログに「寝る前スマホ」という言葉について書かれていた記事がありましたので、引用させていただきました。
「寝付けない、眠りが浅い、疲れが取れない」などの自覚症状を感じるようならば、寝床から手の届かない所にスマホを置く、メールやネットサーフィンをする時間を決めるなど「寝る前スマホ」を控えてください。
◆患者への指導例◆
①睡眠2時間前はスマホを見ない、ベッドから遠ざける
②21時以降は画面の明るさを暗めに設定する
③21時以降は画面から発するブルーライトをカットするメガネやフィルターを使う
④21時以降は部屋の照明を間接照明などに切替え、暗めにする医療法人社団勝榮会「いりたに内科クリニック」 院長ブログ『「寝る前スマホ」は要注意』より引用
このブログの対象はおそらく成人を想定しておられるので、子どもの場合はさらに早い時間から気にしている方がいいと思います。
いずれにしても、「寝る」と決めたらスマホを触るより眠る方に集中するようにしていきましょう。
この記事では「子どもが毎朝起きない原因」について解説してきました。
その理由は前日の夜の環境が大きく関わっています。
眠る環境を整えて、良い睡眠から良い起床へ繋げていけるようにしていきましょう。
ただし人によって最適な睡眠時間は違うので、8〜10時間よりさらによく眠る子の可能性もあります。
この場合はさらに寝る時間を早めて様子を見て、いい感じのペースができるまで様子を見ることをおすすめします。
この記事が良い朝の時間になるのに役立っていれば幸いです。
https://educational-consultation.com/blog/elementary/194/