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発達障害は脳の働きに違いがある子どものこと。強烈な個性を認めてあげるのが大切

2022.10.2
発達障害は脳の働きに違いがある子どものこと。強烈な個性を認めてあげるのが大切

「発達障害」という言葉はご存知でしょうか。
近年ではよく耳にする言葉ではありますが、実際はよく意味がわかっていないという人も多いのではないでしょうか。

「障害」という文言はかなり強い(重たい)イメージを持つ言葉であると思いますが、実は「何かの異常」というものではなく、「脳の働きに違いがあり、とても強い個性を持っている人」のことを言います。

この記事では「発達障害」という言葉の意味と、どういう状態のことをさすのか?ということについて解説いたします。

「我が子が発達障害なのではないか?(だけど、それがどういう意味かはよくわかっていない)」という漠然とした不安のある方にお読みいただければ幸いです。

発達障害とは脳の働き方のパターンが違う人のこと

冒頭の繰り返しになりますが、発達障害とは「脳の働きが他の人と違う人のこと」を言います。

脳の働きが違うとは、簡単にいうと「個性」について。
個性の持ちよう、表現の仕方が発達障害の人とそうでない人とは違うのです。

その個性を親も含めた周りの人が理解するのに時間がかかったり、ひと工夫必要になる、そういう状態にある子どもが発達障害の子というわけです。

「障害」という言葉からは、「他の子と同じようにできない子」というイメージを持ちがちです。
そのくらい「障害」という文言の字面は強烈なインパクトがあります。

しかしそういう意味ではないんです。
確かに「他の子が簡単にできていることができない発達障害の子」もいます。
しかし違う部分に目を向けると、「他の子ができないことを簡単にできる発達障害の子」もいたりします。

脳の働き違い、パターンの違いにより、他の子では難しいことが簡単にできてしまう(その逆も然り)のが発達障害なんですね。

発達障害はいろいろな状態の総称のこと

ところで、「発達障害」とひと言で伝えていますが、実はその中身はいろいろな状態を総称しています。

主に言われる発達障害の詳細は、次のような状態があります。

  • 知的障害
    知的能力全般に困難を抱えている。
  • 学習症・学習障害(LD)
    字を読んだり字を書いたり計算したりする力のどれかに困難を抱えている。
  • 注意欠如・多動症(ADHD)
    興味の湧かないことに注意し続けたり行動をコントロールするのが苦手。
  • 自閉症・アスペルガー症候群(=自閉症スペクトラム)
    言葉のキャッチボール、相手の表情や動きから気持ちを読み取るのが苦手。

    こだわりがとても強く、目で見たものを記憶したり特定のことについては物知り博士だったりする。

こうした症状のことを総称して(まとめて)発達障害と呼んでいます。

ですので、子どもがこれらのどれに当てはまるのかは、病院などの専門機関で実際に調べてみないと判断できないのです。

また、診断結果も曖昧な部分があったり、1つだけでなく2つ重なる部分があったり、非常に難しい診断となるケースが多いのも特徴です。

発達障害と個性の違いについて

冒頭でも「発達障害は強い個性を持っている人のことだ」と書きました。

では、「発達障害と個性との違い・差は何?」と思われるでしょう。
多かれ少なかれみんな個性は持ち合わせていますよね。

実は実質的な違いはなく、個性の延長線上に発達障害があると考えられています。
これらを明確に線引きすることはできませんが、個性の強さがその子の特性を踏まえた理解が必要であれば発達障害と呼ばれることになります。
(実際には医師の診断のもと、決定します)

家庭や学校などの集団の中で、「個性的だね」で済むのか、「かなり個性的で周りのフォローが必要」なのかがこれらの違いと言えるでしょう。

発達障害とは強い個性のこと

「発達障害だからおかしい」と思わないで!

この記事では「発達障害とはどういう状態のことを言うのか」ということについて解説してきました。

発達障害は言葉の響きが強烈で、どうしても良くないイメージを持ちがちだと思います。

しかし本文中でもお伝えしたように、脳の働きの違い、強烈な個性だというのが本当のところです。

もしご自身のお子様が発達障害(またはその疑い)だとしても、「発達障害だからおかしい子だ」とは思わないであげてほしいのです。

『個性がすごく強い子で、周りの人も慣れるまで時間がかかるけど、とてもすごい能力を持っている』というようなポジティブな考えで接してあげてください。

子どもが一番頼れるのは、やっぱりご両親なのですから。

この記事が少しでもお役に立っていれば嬉しいです。


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