習慣とは、「何も考えたり悩んだりしなくても半ば勝手にやってしまうこと」です。
基本的に、「やったほうが良いこと」をすることを習慣と言います。
(反対にあまり良くないことは「癖(くせ)」と言います)
習慣は身につけると様々な利点があるはずですが、身につけるのにあれこれ試してもどうしても失敗する、上手くいかないという人も多いんです。
この記事では、習慣化・習慣づけするのに失敗する理由について書いています。
「なんで習慣づけできないのかな〜?」と悩む人は、その理由について知っておくと改善できるかもしれません。
子どもの良い成長のためにも、習慣化の失敗理由について学んでおきましょう。
この記事の目次
習慣化がうまくいかない理由として考えられるのは、主に次の4つの理由があります。
この箇条書きを見ただけで「なるほど!」と思う部分もあろうかと思います。
それぞれ詳しく解説していきますね。
完璧を求める性格、完璧主義者だと、なかなか習慣づけするのに苦労するようです。
「決めた目標を絶対にクリアしないといけない!」という性格だと、もしその目標がどうしても達成できない日があると途端にやる気を失います。
本人の意思の問題ではなく、他者の都合や天候の問題などでどうしてもできない日はあるもの。
「もし達成できなくても他の日に取り戻せばいい」という考えで取り組まないと、必ずどこかで失敗してしまいます。
スケジュールを決めるときは、うまくいかなかった日のために休みの日や予備日は必要になります。
このあたりは基本として覚えておきましょう。
上記の完璧主義にも通じますが、スケジューリングする際に無理めの目標や内容を設定していると、長続きせず挫折する傾向にあります。
例えば300ページあるテキストを1週間で終わらせる、などのスケジュールを組むと、仮に週に1日休むなら残りの6日は毎日50ページ進めないといけなくなります。
もし丸一日使える休みの日に取り組むのなら50ページくらいできることだったとしても、同じことを平日にやるのはまず無理でしょう。
睡眠時間を削ったり、学校の休み時間も使って必死にやることはできるかもしれませんが、それを続けるのが難しいのは想像に難くありません。
限界ギリギリの内容で進めているとどこかで破綻します。
一旦破綻してしまうと、やる気を失い、再開するのが難しくなるでしょう。
余裕のあるスケジュールや目標設定をし、休日も必ず設けるようにしてください。
「とにかく苦にならない程度に自然に取り組めるようになる」というのが習慣化できている状態と言えます。
やる気、モチベーション、意思の力などは言って終えば「その時の気分」です。
その時の気分次第でやるかやらないかの内容が変わっているのは習慣化できているとは言い難いですよね。
やる気が十分あるときだけ取り組めるより、やる気が落ちている時でもこなせているのが習慣化できている証と言えます。
また、例えその日やる気満々だったとしても、決めた目標を以上のことを張り切ってやらないように。
後で反動がきてやる気を失い、せっかくできてきた習慣を失うことにつながりかねません。
マラソンランナーのように、一定のペースで進み続けるというのを意識していきましょう。
体調管理を甘く見ていると、後々大きなツケがきます。
体調が悪い状態というのは、睡眠不足や疲労が溜まっている状態のことです。
日によってしんどい日があったり、ときには風邪をひいたり、どうしても達成できないこともあるでしょう。
そういう日は早めに切り上げて休息し、予備日で取り戻すよう工夫してください。
もちろん、そもそも体調を崩さないように意識することが最も大事。
夜中まで起きて寝不足になったり、ダイエットだからと食事を摂らないなどしないようご注意を。
この記事では、習慣化したいのに失敗する理由について4つ解説いたしました。
とはいえ、人はマニュアル通りに何でもできることはありません。
ここに書いてあることに気をつけても、何度も何度も失敗することでしょう。
それでも、失敗は成功のもとと言うように、何度も間違えることで自分にぴったりな方法が身についていくものです。
間違えたらどこがいけなかったのか検証し、改善して、何度もチャレンジして身につけるよう取り組んでください。
習慣はできてしまえばあとは楽です。
諦めず頑張ってくださいね。