小学校6年間の学習を大きな問題なく終え、中学校でもそこそこやれるだろう・・・なんて考えていると痛い目に遭うかもしれません!
実は小学校での授業内容や進め方と、中学校のそれでは全然違うのです。
この記事では小学校・中学校の違いについて、授業内容や成績などを順番に解説いたします。
「小学校の勉強はまあまあいけてたし、中学校も余裕だろう」・・・と思っている方は、予習と思ってご一読ください!
この記事の目次
本記事で取り扱う項目は全部で6項目あります。
まずはざっと目を通してみてください。
といった内容です。
これらを順番に解説いたしますね。
小学校では授業初めに前回の復習を行い、終わりの方には次回の予習を行うのが基本的なやり方です。
これを「三段階授業」と言い、学習内容をきちんと定着させるために行うものです。
小学校の授業ってなんか簡単だな〜と思うのは、実は三段階授業を行っているからなんですね。
(勉強では予習・復習が大事と言われるのがよくわかります)
しかし中学校になると三段階授業は終了。
授業内容は常に新しいところを習うような形になります。
よって、小学校時代と同様の記憶の定着を考えるなら、自分で予習・復習を行う必要が出てくるというわけです。
小学校では、基本的に担任の先生が全ての教科を受け持っていたはずです。
(一部、技術的な教科については専門の先生がいる場合もあります)
しかし中学校では教科ごとに先生が変わります。
1人の先生が相手だと会話がしやすい、人となりを知りやすいなど関係を作りやすい傾向がありますが、授業ごとに先生が変わるとそうもいきません。
学習成果は先生との相性もかなり影響しますから、こうした部分で成績の伸びにくさを感じるかもしれません。
また、授業の内容もかなり高度なものになります。
覚えることが増え、表面的な知識のみでなく内容を深く理解することも必要になります。
特に英語の授業はかなり厳しく、授業は基本的に日本語を使わず英語で進められることになります・・・。
テストなどの判定も厳しくなります。
例えば小学校だと答えを「ひらがな」で書いてもマルをくれていたものが、漢字や英語などをきっちり(そしてきれいに)書いていないとサンカク(またはバツ)になったり・・・
今まで「なんとなく」でOKだった授業やテストが一気に本格化してきます。
宿題が出されるのは同じですが、その内容が非常に曖昧なものになります。
今までなら「ドリルの〇〇ページをしなさい」というものだったのが、「何かの学習を1ページやりなさい」と変化します。
これは「1ページ学習」と呼ばれるもので、生徒の自主性や思考力を養うために行われます。
1ページなので、数個の漢字を書くだけでも1ページですし、テキストの内容をびっしり書いても1ページです。
「宿題、めんどくさいな」と思って適当にやるのか、後々のことを考えて自主的に取り組んでいくのかは、今後の成功の分かれ目となってくるでしょう。
中学校のテストを小学校のテストと同じに考えてはいけません。
小学校だと月に1〜2回のテストがあり、内容も授業をしっかり聞いていればそこそこの点数を取れていたとと思います。
中学校になると、定期テスト(中間・期末など)が年間で4〜6回程度になります。
学習内容が難しくなり、テストの回数が減るということは、テストがかなり難しくなることが想像できるでしょう。
1教科あたり50ページくらいの範囲を扱うことも普通にあります。
(5教科で250ページ!)
とてもじゃないですが一夜漬けで全教科対処するのは難しく、日頃からいかに学習に取り組んでいるのかがはっきりと現れてきます。
中学生になると成績がかなり細かくなります。
例えば小学生の時のテストだと、自分の点数はもちろんわかりますが、それがクラスや学年でどのくらいの位置にいるのかはわからなかったと思います
中学生の場合、クラスや学年の平均点がわかるため、自分の位置がはっきりわかってしまいます。
また、学期末に配られる通知表も細かくなります。
小学校の時は「よくできた」「◎」「がんばろう」「◯」などの評価だったのが、中学校になると5段階評価で表されるようになります。
また、高校受験に重要な「内申点」というものも出てくるため、単純にテストの点が良かったら万事OKというわけではなくなります。
中学生になると、より厳しい世界に入っていくのがわかると思います。
この記事では小学校と中学校の違いについて解説いたしました。
怖がらせるわけではありませんが、小学校と中学校は全然違うものだということを知っておいて損はないと思います。
勉強は積み重ねが大事なので、中学校1年で躓いてしまうと、その後もずっとわからないままの状態になることも。
しっかり対策して、中学生活を過ごせるようにしていきましょう!