小学校低学年の子どもの集中力は15分くらいしか持続しないとも言われています。
短時間しか集中できないことがわかっているのである程度は仕方ないと思うものの、それでもできるだけ長く集中して何かに取り組んでほしいというのが親の願いだと思います。
特に勉強や習い事などを「さぁ、やるぞ」と始めてくれたのに、ちょっと経ったら違う事をしているというのは「子どもあるある」とも言えますね。
この記事では、小学生くらいの子どもがなぜ集中できないのか、その原因になる事を5つ考えてみました。
自分の子どもに集中力が無いとお考えでしたら、いずれかの理由が当てはまるのかもしれません。
ぜひ最後までお読みください!
この記事の目次
この記事で考えられる集中力が続かない原因は次の5つです。
それぞれに改善方法もありますので、順番に確認していきましょう。
生活習慣に問題があると、集中力が持続しにくくなります。
生活習慣の問題とは、例えば睡眠時間。
寝る時間が遅く、いつも寝不足気味だとどうしても集中力が続きません。
(大人でも同じですよね)
また、食事をあまり摂らない、排便がうまくできていないなどの状態も、元気が無くなってしまい集中しにくくなるでしょう。
夜は早く寝るようにし、食事もしっかりとるなど基本的な生活習慣を整えるようにしてみてください。
体が良い状態になってくると、自然と集中できるようになっているものです。
例えば、勉強をするなら勉強に集中できる環境づくりが大事です。
周りの雑音をできるだけ消す、集中を妨げるような遊び道具を無くすなど。
特に普段から遊んでいるおもちゃやゲーム、マンガなどは可能な限り視界に入らないようにするべきです。
「連想ゲーム」ではないですが、やはり遊ぶものが目に入ると、勉強モードから遊びモードへ思考は連想しがちです。
また、勉強するスペースと遊ぶスペースの区別がつかなくなり、脳が混乱する原因になることも。
集中できる環境づくりも考えてあげて、一緒に作っていくようにしてみてください。
子どもも大人も同じで、嫌いなことを全力で集中するのは難しいものです。
勉強が嫌い、スポーツが嫌い、工作が嫌いなど、その時集中してほしい内容そのものが嫌いだと、長時間集中力を維持するのは難しいでしょう。
この問題のクリアは簡単にはいきませんが、例えば勉強なら何の教科のどの部分が嫌いなのか、スポーツなら何の競技のどういうところが嫌いなのかをハッキリさせ、それを1つずつ解決するのが1番かもしれません。
もしくは、今これをすることでこの後(将来)どうなっていくのかを話してみて、頭で理解することができれば1番いいですね。
環境の問題と似ていますが、今取り組んでいるものの他に気になる「もの・こと」があると、集中しにくいと思います。
例えば、
など、気になることが頭の片隅から離れないことがあるのかもしれません。
それが何なのかハッキリわかっているのであれば、先にそっちを確認したり済ませる方がいい場合も。
全部終わってスッキリしたら、改めて集中してくれるかもしれませんよ。
小学生と言えど、何かしらの悩み事はあるものです。
親の目から見て「なんだ、そんなことか」というものから、はたまた深刻な悩みまで・・・
いずれにしても、何かしら悩み事を抱えているとそれが気になっていて集中できないのかもしれません。
普段から親身になって接しているお母さん、お父さんは、子どもの様子を注意深く観察してみて。
もし様子が普段と少しでも違っていたら、悩み事が無いかどうかを尋ねてあげてください。
一緒に解決してあげられれば、その後は見違えるように集中力が高まった状態になれるかもしれません。
この記事では、小学生の子どもの集中力が続かない原因について5つの理由を考えてみました。
どの可能性もあり得るので、子どもとよく対話して原因を探ってみるのが一番だと思います。
それから最後に、もしかしたら「やりすぎで飽きている」という可能性もあります。
同じ事をずっとやり続けられるのって、ある意味で特殊能力です。
1時間だけ、その日だけといったレベルなら普通にありますが、それを何日もやり続けられる子どもは少ないでしょう。
もしずっと取り組んでいることだとしたら、一旦止めてみて、休むのも良いかもしれません。
一度休むと気力も復活し、今までの集中力散漫な状態が嘘のように張り切って取り組める場合も多いですよ!
この記事が参考になっていれば幸いです。
https://educational-consultation.com/blog/elementary/197/