勉強する時はできるだけ集中して取り組んで欲しいものですよね。
しかし、大人でも集中できない人がいる中で、小学生の子どもが勉強に集中し続けるのはなかなか難しいものです。
この記事では小学生の子どもを対象に、少しでも勉強に集中できる方法を3つに絞ってお伝えします。
学校での授業、家で宿題をするとき、塾で仲間と一緒に勉強するときなど、「どうもうちの子は集中できていないな」と感じている保護者様に一読いただければと思います!
この記事の目次
前提として、小学生の子どもが長時間集中し続けるのはまず無理です。
中学生、高校生と年齢が上がるにつれ少しづつ集中力(体力)が増していきますが、大人も含めて完全に集中した状態を保てるのはせいぜい60分前後。
学校の授業が45分から90分くらいで1コマとなっているのはそのためです。
その上で、できるだけ集中して勉強できるようにするには次の方法を提案します。
これらを順に解説していきますね。
年齢の若い子どもであればあるほど、いろいろなものが気になって注意力散漫になってきます。
おもちゃ、テレビ、音楽、マンガ、雑誌、スマホなどはもちろん、今やる勉強に関係ない教科の教科書やノート、文房具、お菓子など飲食物、ペットなど、とにかく何があっても気になってしまうものですよね。
特に今勉強しようとしている内容(漢字、英語、算数のドリル、作文など)が苦手だったり嫌いだったりするほど、周りにある無関係なものを気にしようとしてしまいます。
それら気が散る対象物を、できるだけ目の前から無くしてしまうことが最も大事です。
「今、目の前にあるものだけに集中する」という環境を作ってから、勉強に取り組むようにしましょう。
もちろん何もかも全てを撤去することはできませんが、少なくとも「遊び」につながりそうなものは視界から無くすようにする方が良いでしょう。
勉強に取り掛かる前に、無理のないスケジューリングをするのは大事です。
学校の授業では「時間割」があるので難しいですが、自宅などで自習する際は計画をある程度立てておくのをおすすめします。
「〇〇日はこの勉強をして、ここまで進められたら終わり」という感じでOKです。
またこの時、休憩時間も組み込むようにするのがおすすめ。
前述の通り集中力は長時間持続しませんから、60分くらいを目安に1度短い休憩を挟むようにしましょう。
休憩中はストレッチをするなど、体を少し動かせばより効果的です。
スケジュールを作る時は、1〜2週間単位でするといいと思いますよ。
理由は実行途中で無理なスケジュールだと気づいたら都度修正することができるからと、あまり先の予定を立ててもズレが生じてくるからです。
食べすぎると眠くなったり、1つ1つの行動が億劫になってしまいます。
眠いと集中できませんから、昼食や夕食を挟んで勉強する場合は腹8分目になる前くらいで止めるほうがいいと思います。
特に甘いものを食べすぎたり炭水化物を多く摂ると、ホルモンの関係で眠気が増してしまいます。
食事や休憩の時に食べすぎないよう注意してあげてください。
この記事では、小学生の子どもが勉強に集中できる方法として、3つのポイントをお伝えしてきました。
これらの方法を活かしていただき、より良い自習時間を過ごせるようになれれば嬉しく思います。
また、ある程度取り組んでいると深く集中できるようになり、いわゆる「ノッてきた」状態になるかもしれません。
もし気分が乗って集中しているようであれば、ある程度スケジュールを変更しても邪魔せず、勉強させてあげると良いと思います。
どこかのタイミングで疲れて気が抜けるはずなので、そこで初めて声かけして休憩するようにすれば、より充実した勉強時間を過ごせるようになるでしょう。
子どもをずっと気にかけてお世話するのは大変だと思いますが、本記事のようなことを頭の片隅に置いて接してあげられるといいですね!